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FM802 毎週水曜日深夜12時OA!!真夜中の”癒し系エレクトロ”専門番組「brainstorm」後半

(インタビュー前半は → こちら。)

前半は番組のことや、遠藤さんの音楽との出会い、今の仕事を始めるキッカケなどを伺いましたが、

後半では、遠藤さんが今注目してるアーティストや、今後の野望についてお聞きしました。

あ、ご覧のページは、「天神橋新聞」です。

 

有限会社 MOTHER SHIP

ディレクター 遠藤はるかさん

 

——— 最近のブラックシーンについてはどう思われますか?

遠藤さん:う〜ん、そうですね…

 

——— 音楽もアートも進化していくものだとは理解しているつもりなんですが、個人的には90年代のようなワクワク感というのが薄れてきてて、ヒップホップの場合だと、今と比べて音がクリアなわけではないのに、あのザラついた質感や、やたらドラムがゴツゴツしてたりとか、音がこもっていたり荒かったり…でもそれがたまらなくカッコ良くて好きだったんですが…

遠藤さん:まあでも、90年代は本当に良い時代だったと思いますよ。やっ ぱり良いものがたくさんあったなっていう。でも嫌いになったわけではないですよ。エレクトロに属してくるブラック系のアーティストは番組でもかけています。

 

——— 最近注目しているアーティストはいますか?

遠藤さん:最近だと渋谷慶一郎さんですね、ノイズ系の音をやってたりピアノを弾いたりする方なんですが、ちょうど「brainstorm」が始まった時ぐらいに、モデルの太田莉菜さんと一緒にやっている「サクリファイス」っていう曲が出たんですが、ポップなんだけど凄くノイジーで、渋谷さんらしい切ないメロディーもあって、元々ああいう曲がサラッと流れる番組にしたいと思ってて…渋谷さんの曲はbrainstormでもよくかけています。最近 新譜も出たばかりなので、ぜひぜひ。あとは、この前「 舞音楽祭」で、番組にも何度か来てもらったdj KENTAROさんを見ましたが、やっぱりスゴい!技術はもちろん、ヒップホップから、レゲエ、ダブ、ドラムンベース、EDMまで、色んなジャンルを網羅しながら、 ギュッと1つに凝縮して聴かせるテクニックはホントにスゴいの一言ですね!!


——— KENTAROさんのあの”聴かせるPLAY”は、番組作りや選曲にあたっても刺激になるのではないですか?

遠藤さん:前半の話と被ってきますが、情報や知識的なもの、例えばメインに取り扱うジャンルのチャートをチェックしたり、新譜が出たらすぐかけて「この曲のプロデューサーは誰だ」ということよりも「brainstorm」では、エレクトロミュージックという括りの中で。遊びを入れながら感覚的に音を楽しめるような番組にしたいと思っています。

 

——— ここで、遠藤さんのプライベートについてお聞きしたいのですが、休みの日は何をされていますか?

遠藤さん:休みですか?なんでしょうね…映画も全然観ないですし…地味ですがYouTubeとか(笑)

 

——— それは音楽をチェックするツールとしてですか?

遠藤さん:それもあるんですが、結構いろんな動画を観てますね。YouTuberっていわれる各分野のスペシャリストがいて、一時期ハマっていたのは自動販売機マニアの人がレトロ自販機を求めて旅をするっていう動画があるんですが、それはよく観てましたね(笑)結構、動画の作り方や、カメラの使い方とか技術がスゴくて、かつエンターテイメント性も兼ねていて…そういうところに番組作りのヒントが転がっていたりするんですよね。「brainstorm」は ”ヘッドホン推奨番組”って打ち出しているんですが、実はそういったところから来てたりします。

 

——— 「brainstorm」を聴いていると、スッと非現実的な空間にトリップした感覚になって、もし映像があるならどんな景色が広がるんだろ?って感じる事があるんですが、あの世界観はどこからかインスパイアされているんですか?

遠藤さん:アーティストで言うと、ビョークですかね…大好きなアーティストです。95年に「Post」っていうアルバムが出た時ぐらいに知って「不思議な見た目の人やなぁ」って思いながら。PVもすごく凝っているし、時を経るごとに作風も変わっていき…すごく女性的なんですが、危うく、ヒステリックで、パフォーマンスをみても何が出てくるのか分からない、良い意味での”怖さ”とか、表現者として凄いなと思います。



——— 「brainstorm」でも突然、吉村さんの怪しいナレーションが入ってきたり、架空のキャラクターが登場したりしますよね?(笑)

遠藤さん:唐突な感じが好きなんですよね。次どうなるのか先が読めない、ジェットコースターのような感じが。

 

——— 遠藤さんは、ご自身でひねくれているなと思いますか?

遠藤さん:メチャメチャひねくれてると思います(笑)なんのカウンセリングですか?(笑)

 

——— ひねくれてるというか、凝り性というか。

遠藤さん:そうですね。自分の中に理想があって、それに少しでも近づけていきたいんですが、結局近づいてもまた遠くなっていくという…まあ、他のディレクターさんもみんな同じだと思いますよ。やっぱり良いもの、面白いものを作りたいですからね。

 

——— 番組のジングルや、ちょっとした効果音なども、相当こだわっておられるのだろうなと。

遠藤さん:DJをやっていた時はミックスCDなんかも作っていたので、元々音を切り貼りする作業は好きでしたね。ジングルやナレーション素材に関していえば「brainstorm」では英語ではなく日本語にこだわって、無機質でアナウンスっぽい気味の悪いもの(笑)を作りたいなと思って作ってます。曲の間にそういったものを挟んで、カッコいい部分と、不気味な部分、あと唐突感を出せればなと。

 

——— では、最後に遠藤さんの野望は?

遠藤さん:野望ときましたか(笑)そうですね…まあ、吉村さんや先輩方をはじめ、いろいろな方に助けられて何とかやっていけてるんですが、今後さらにブラッシュアップして「brainstorm」という番組の存在を大きくしていきたいですね、吉村さんと共に。あとは「ROCK KIDS 802」の後の番組ということもあるので、普段ポップスを中心に聴いてらっしゃる方にも「こういうのもあるのね」っていう、少しでも扉を開くような役割に「brainstorm」がなれればなと思っています。

 

——— ヘッドホンまたはイヤホンを付けて、いや、装着してもらってね。

遠藤さん:ぜひぜひ、脳を空っぽにしていただいて! 色々と仕掛けを用意しておりますので。

 

——— 今日は、どうもありがとうございました!!

遠藤さん:こちらこそ。ところで、顔にボカシは入れてくれるのかしら?(笑)

 

FM802 「brainstorm」

毎週水曜日   24:00-27:00   OA!!

DJ 吉村昌広さん

番組ホームページは → こちら

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